「あ、僕が見えるんだ?
君は優しい人なんだね」
▼秘匿内容の一部共有▼
本名は透璃 真緒(とおり まお)です。
身体年齢は19歳ごろの形で止まっている。
504号室の存在を認識することは出来ないが、
中庭や廊下にいれば、その歌声を聞くこともできる。
【死生観について】
この世界に存在しているものすべての有限性を知りながら、
終焉に向かっても楽しく今日を過ごそうと考えています。
そのため基本的には自身の生きる事にも死ぬことにも頓着は無く、
唯々今日一日が504号室にとって
「満足のいく楽しさだった」かが最重要です。
まだ死んでいないから、ひとまず生きている。という具合で、
生きている間が楽しければそれでいい、というスタンス。
裏を返せば、
生きている間にひとかけらの楽しさも得られない様になれば、
死をも厭わないところもあります。
【404号室について】
504号室は、
自分の上と下に同じ様な病室があることを認識しています。
隣接の病室へ自発的に接触をとることもしばしばあり、
良くお話をしているところを見かけます。
404号室の廃院に関しては、
病室からあまり出られないという話を聞いており、
それを少し気の毒に思っています。
そう思いつつも、
病室内で過ごしている方が
精神的安定が得られるのだろうとも感じている為、
外出を強いる事はありません。
先生の許可が得られた日に、
屋上で星を見たりお歌を歌ったのは二人の良い思い出です。
ふたりはお互いを良き友人だと認識しています。
【特殊設定の補足】
・真緒さんの身体自体には性別を判断する部分が無く、
「今日は女の子が良いな~」と思うと
数分かけてじわじわ女の子の身体になる、
というシステム。
・504病室が存在している、
自分もその病室をの存在を信じている、視認したい、
という意志がない場合504号室を認識することが出来ない。
一般的な入院患者やお見舞いの人が
504号室を認識できないのはこのため。
04・09号室の人々は自分の部屋があることを認識していて、
天井や床を認識し、
上下にも自分の様な患者が存在するのでは?等の
気持ちからお互いを認識している。